2018-01-01から1年間の記事一覧

44.われは海の子 知らないの

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>「そよぐ磯辺の松原に 煙たなびく苫屋(とまや)こそ」苫屋ってのは、屋根を「とま」で葺いたボロ家のことらしい。煙がたなびいてるから、中で何かを焼いているに違いありません。古い石造りの竈…

43.ローハイドのイメージが変わった

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>ローハイド(RAW HIDE)は、その昔ヒットした白黒時代のアメリカのテレビ番組で 、今でも DVD などであります。「ローレン、ローレン、ローレン」と言う主題歌が印象的ですね。ローハイドの意味…

42.れうやく くちに すっぱし

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>「良薬、口に酸っぱし」は、「あの夏の日、ガロルフは窓からやって来た」で、ハヤシがガロルフに貰ったブルーベリーを口にした時の言葉です。 「あの夏の日、ガロルフは窓からやって来た」はこち…

41.ルービック・キューブとかゲームとか

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>ルービック・キューブは、発売される前、読売新聞の新製品紹介蘭でで知りました。モノクロ写真付きの一段記事で紹介されていて、面白そうだったので発売日を控えておきました。新製品紹介コーナ…

40.猟師力学

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >> 「何読んでるの?」「量子力学の本」「猟師の力学?」「そう」「そんな本があるんだ!」「一般の人は知らないかもしれないね」「へぇ! 猟師の力学かぁ。面白そうだね!」何人かで森に入って、誰が…

39.来年のことを言っても鬼が笑えない話

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> 「年明けに、鬼退治をするんだそうだ」「げっ! 本当か?」「どこから聞いて来たんだ?」「嘘じゃないのか?」その話を聞いた鬼達は大騒ぎだ。「来年のことだから、笑ってもいいのか?」「お前…

38.読みたくない話、書きたくない物語

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >>書くつもりがないのはホラー系。それと、残酷系も書くつもりはありません。許せるのはテレビの時代劇で侍に斬られるシーンくらいかな。それらのジャンルは書きたい人が書いて、読みたい人が読めばよ…

37.幽霊話を書きたい

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >>「深大寺線物語 3 蘇る百年前の事件」で、幽霊を叱り飛ばす女将さんの話を、挿話として登場させました。その時から幽霊の話を書いてみたいと思っています。 「深大寺線物語」はこちら >>現在の白い着…

36.役目を終えた言葉

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >>「背広」が死語になりつつあるそうです。言葉は時代に合わせて変わって行くので「スーツ」に取って代わられたのでしょう。女性の社会進出が普通になったことが理由の気がします。男性の「背広」「ス…

35.モルゲンロートを訳すと

山々が朝日に照らされて赤くなるモルゲンロート。登山用語でドイツ語ですが、日本語に訳すと「モルゲン=朝(モーニング)、ロート=赤(レッド)」って、そのまんまじゃん。登山用語のドイツ語って、リュック、ピッケル、ヒュッテ結構ありますが死語になり…

34.免罪符、要りますか?

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >>免罪符は贖宥状(しょくゆうじょう)とも言います。これがあれば何でも許される気がしますけど、元の意味は違ってまして罰だけが免除されます。カトリック教会が資金集めのために発行したもので、ル…

33.無印良品 週刊誌ノート B5 サイズ 130 枚(260 ページ)

電子書籍を書いています。楠田文人です。 書籍はこちら >>無印良品の週刊誌ノートは使い易くて重宝しました。表紙がつるつるの週刊誌風で無地。中身はぺらぺらの再生紙でこちらも無地。折れ曲がっても気にせずに、ペン、万年筆、鉛筆で好き勝手に書けるので…

32.見なかったことにしよう、聞かなかったことにしよう

電子書籍を書いています、楠田文人です。新刊が増えました。 書籍はこちら >> バンドで演奏している人なら判ると思いますが、ドラムセットにはスネアドラム、タムタム、バスタム、バスドラム、ハイハット、クラッシュシンバルなどがあります。スネアドラムは…

31.マルワの女

「マルワの女? 何だそりゃ」「隠語さ」「淫語? やらしいのか?」「そっちの淫語じゃないよ。符牒って言ったっけかな、マル暴って知ってる?」「警察用語で暴力団のことだよね?」「そうそう! それを隠語って言うんだ」「ああ、判った。マルサとかだよな」…

30.「本末転倒」と「風が拭くと桶屋が儲かる」の関係

新しい書籍が増えました。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> ここで言う本末とは「本:元の話」と「末:枝葉の話」のことで、それが逆になると言う意味です。 例えば、夏休みの宿題をするに当たって、スケジュールを作ろうと考えた。 ・スケジュールを普通…

29.平凡な名前とお思いでしょうが

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> お話に登場する人やそれ以外の名前は至って平凡に見えますが、これでいて結構考えているのです。名前が決まらなくて一日悶々としたり、簡単に決まっても文章にはめてみると何となく会わなくて困…

28.ブルースはペンタトニック・スケール

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> ブルースはペンタトニック・スケール(ラ、ド、レ、ミ、ソ)で出来ています。三度目(ド#)が半音上がらず、メジャー・スケールで 7th の音(ソ)もペンタトニックではスケール上の音になる。伴…

27.「ひよろり」の今後を考える

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「ひよろり」と言うお話を書きました。 「ひよろり」はこちら >> ひよろりの名前は片倉紗世と言います。ひょろっとしているので、主人公のヒロ(清水浩之)がひよろりと名付けました。ひよろりは転…

26. Haven't We Met

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 春っぽい感じがするジャズです。ジャズのシンガー&ソングライター、ケニー・ランキンの曲。 Haven't We Met(ケニー・ランキン)はこちら >> 軽快なワルツでアン・サリーも歌っています。 アン・サ…

25.のこのこ村

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> のこのこ歩くのこのこはのこのこ村に住んでいると言う。しかし、のこのこの姿を見た者はいない。通った跡が発見されると村人はのこのこの噂をする。のこのこはのこのこ歩くと言うが、どのくらい遅い…

24.猫の背負い投げ

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「16.脱力感の残るお話を書く」の続きを書きました。 kusuda-fumihito.hatenablog.com 道ですれ違う猫が私を警戒しなくなったように思う。近所の猫は平気で目の前を横切って行くし、他所の町の道端…

23.盗人について考える

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「ぬすびと」「ぬすっと」に関する諺は、やたらたくさんあります。江戸時代は刑罰が厳しく鍵を掛ける必要がない程に安全だったそうですから、盗人も少なかったと思うのに、諺がたくさんあるのは何故…

22.庭に鰐、輪には二羽鶏がいる

目を疑った。森の中にこんなものがあろうとは想像だにしなかったからである。 ハイキングの途中で道に迷ってしまったのだ。山歩きの経験がないにも関わらず、突然現れた脇道を散策してみようと思ったのが間違いだった。たくさん枝道や分かれ道に出会い、楽し…

21.A Nightingale Sang in Berkeley Squere

きれいなメロディで有名なジャズの曲です。ナイチンゲールは美しい声で鳴く鳥で、日本名「小夜なき鳥」だそうな。ヨーロッパ中心に棲息し、日本にいないみたいです。マンハッタン・トランスファーのコーラスが鳥肌もの。 マンハッタン・トランスファーのバー…

20.読書感想文

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「新海くん」「何? 先生」「こないだの読書感想文だけどね」 校庭に行こうとしていた新海くんは、何だろうと言う顔をして先生を見た。「『おもしろかったです』しか書いてないじゃない?」「うん。…

19.天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「天網恢恢疎而不失」道教の始祖、老子の言葉です。天の網は目が粗いようだけど、悪事を働く者を見逃すことはなく、必ず捕まえる、と言う意味で「恢恢(かいかい)」は「広い、大きい」ことを表しま…

18.付かぬことを聞きますが

電子書籍を書いています。楠田文人です。 作品はこちら >> 「12 月の最初の週の土日、何してました?」「最初の週ですか」「ええ、2 日、3 日です」 どきっ。「えーっと、ああそうだ。土曜日に久しぶりに会った友達と新橋で呑んで、呑み過ぎて日曜日は二日酔…