50.TOKIWA BASIC Compiler が面白い

電子書籍を書いています。楠田文人です。
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お話を書くのに Think Pad 340 CSE と言う、古い MS-DOS/Windows 3.1 のコンピュータを使っています。キーボードが心地好いのと、文章を書くだけなので GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース:ウィンドウ環境)は不要で、CUI(キャラクタ・ユーザー・インターフェース)中心。マウスに持ち替えなきゃならないから Windows 3.1 もあまり使っていない。校正や確認作業には Mac もしくは Windows を使います。

Think Pad は MS-DOS/Windows 3.1 なので、そのままでインターネットは使えないし(使うなら設定すればいいんだけど)、繋がったとしても動作するブラウザが初期の HTML 対応だから Web は見られないだろうし。前は Linuxデュアルブートにしてたけど Linux はあまり使わないので EMACS のコマンドを忘れたり、MS-DOS の FD をマウントしてからじゃないとコピーできないとか面倒だったので、MS-DOS だけに戻しました。
お話を書くのはエディタが中心で、MIFES と JED を使っています。FEP が思っている漢字に変換してくれなくても校正時に確認しているから問題にはならない。まぁ、ハードディスクが壊れたらお終いなんですが。
文章を書くだけじゃつまらん、と思って、今更 MS-DOS で動作するツールを探しました。Web を探すとまだあるんですね。UNIX Like Tools、Turbo Pascal、Turbo C、JPerl、そして TBC(TOKIWA BASIC Compiler)です。全部 16bit で動作するアプリケーション。
 TBC(Vector ダウンロード)はこちら >>
TBC は製品版の機能を一部削除しフリーで提供されている BASIC コンパイラで、PC98 BASIC や Microsoft の QBasic とも文法が違うのですが、慣れると使い易いし、インタプリタじゃなくてコンパイラだし。Windows 10 とかで動かすなら、Virtual PCVMWare など仮想環境に Free DOS が必要でしょうけど。
遊びのプログラミングで使用しています。バンド練習のスタジオ料金を参加したメンバーの使用時間で割り勘にするプログラムを作ったり、よく使う計算式を入れたプログラムを作ったりしています。お話で使ったひらがなの数を計算するプログラムは、TBC で作るより他のプログラム言語の方が簡単だったので、そちらにしましたけど。

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UNIX Like Tools も重宝してて、文書ファイルの文字数は「wc -c -j TEST.TXT」でダブルバイトの文字数が判ります。
カタログなど紙媒体では文字数を指定されます(デザイナーによる)。キャッチコピー 31 文字、ボディコピー 153 文字とかって言われて、きっちりその文字数で書いたことがありました。DTP が導入される前の写植を使ってた時代には文字数指定があったなぁ。ペーセメとかトレスコとか死語になっちゃったんですね。話が反れた。