46.ん? さぁて次はどうしよう

電子書籍を書いています、楠田文人です。
 電子書籍はこちら >>
このブログを始めるに辺り、苦労せずに続けるにはどうしたらいいか考えました。お話のこと、音楽のことなどを、お話の習作みたいな感じで気楽に続ける。一方で制約を科さないといい加減になってしまう。そこで、アイウエオ順に書くのは手だと思い、この 46「ん」で一通りアイウエオが終わったのでした。さぁて次はどうしよう。
ブログの中で、フリーメーソンが元は石工の組合から始まったのが判ったことは、「いかりのにわとり くれんどうの鍵」で使わせてもらったし、「猫と武蔵と小次郎と」も、ブログから始まったお話でした。
 「いかりのにわとり くれんどうの鍵」はこちら >>
 「猫と武蔵と小次郎と」はこちら >>
次から「あかさたな」を濁音にしてガザダバパで続けるってのはどうだろう。ギジディビピ、グズドゥブプと続く。難ありの気がするなぁ。
順番に続ける時の「順」には、どこか規律を強制し強迫的な雰囲気がありますが、元々人が持っている感覚なのでしょうか。小さい順、大きい順、高い順、おいしい順、長い順など順番を付けるのは人間の持つ基本的な感覚なのかも知れません。
音楽などはその代表で、数学的とも言われますね。音の周波数がそうです。基準となる A(A4)は 440Hz で、オクターヴ下の A は 220Hz です。もちろんオクターヴ上は 880Hz。
一本の弦を 1/2 にした時に、元の高さのオクターヴ上になり、それをまた半分にした 1/4 の高さが 5 度上になります。弦楽器を演奏していれば知っていますよね。
音の並びを音楽として受け取るのは生き物だけで、ロボットや機械はメロディと受け取らず音が並んでいるだけと受け取る、とも言われます。順番を付ける感覚に似てるかも知れません。
ベースの弦は低い方から「E A D G」と 4 度ずつ並んでいます。関係ないけど私は弾く力が割と強くて、ベース弦を切った(弾き千切った?)ことがあります。ギターが弦を切るのは見ることがあってもベース弦を切ったのは見たことないでしょう。それもライヴで 2 回。一度はブルースの途中で、A の弦を切って、それも A の曲だったので、代わりに上下の E の弦と D の弦で弾かなければならず忙しい思いをしました。一瞬、さぁてどうしよう、と思ったけどライヴは止まらない。

f:id:kusuda_fumihito:20190121085031j:plain

バンドを題材にしたお話を書こうかと思ったのですが止めました。色々知っているだけに、他のメンバーが見たら
「あっ、あれを題材にしてるな」
とか、
「誰某をモデルにしただろう」
と言われそうなので止めました。
昔読んだ、アート・バックウォルドのコラムにあった。ある作家が家族間で起きる揉め期とや不倫の話を書いたそうな。すると叔父さんや叔母さんから、なぜあの話を書いた、と小言を言われたそうです。
「本当に書いたの?」
「いや、違うんだ。シェークスピアをパクったんだ」
「…」
そう言えばシェークスピアの話って、家族の問題が多い。