65.4001

電子書籍を書いています楠田文人です。
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お話を書くのに使っている訳ではありませんが、万年筆をいくつか使っています。万年筆を使おうと思ったのは 20 年くらい前。企画書や文書をコンピュータで作るようになって、ふと文字を書いてみると字が【やたらめったら下手】になっていた。これはまずい、と思って、ちょと高い万年筆なら楽しく字が書けるだろうと文房具屋さんに行き、あれこれ試し書きをしてセーラー万年筆のプロフィット 21 を買いました。
 万年筆でお話を書く作家の話はこちら(長靴を嗅いだ猫) >>
その後、よくあるパターンで他の万年筆が欲しくなり、かと言ってコレクタではないのでパーカーのフロンティア、ペリカンペリカーノ Jr.、プラチナのプレジール、パイロットのカクノなど 安いモノを中心に買って使うようになりました。字は【やたらめったら下手】と思った時よりは上手になった気がする。
買った時に付いて来るインクはブラック。そのうちブルーブラックを使うようになりました。ブルーブラックは「ブルー」の印象が強いけれどメーカーによって全く色味が違う。
ペリカンのブルーブラックはグレーに近くて、初めはどうしたんだろうと思ったりしましたけど、慣れて来ると結構気持ちいい。逆にプラチナはブルーに近い。
ペリカンのインクには「4001」って名前がついてます。何で「4001」なんだろう。4000 の次だから 4001 になるのだろうか。でも、4000 種類も売ってる訳がないだろうし。型番が 100 に始って次は 200、 300 となってるなら 40 種にだけど、それだと急に「1」ってのが変だ。わざとらしい。
そう言えばリッケンバッカーのベースも「4001」って言うんですよね。
ビートルズポール・マッカートニー、YES のクリス・スクワイヤが使っててよく知られている、独特のガギンゴギンの固い音がする有名なベース。

番号で思い出したのが、プログラム言語の BASIC のプログラムには行番号がありました。

  10 A=10
  20 B=30
  30 C=A+B
  50 PRINT C
  60 END

これは

  1 A=10
  2 B=30
  3 C=A+B
  4 PRINT C
  5 END

でもいいんだけど、修正する場合、間に

  31 PRINT "VARIABLE A : " ;A
  32 PRINT "VARIABLE B : " ;B

などと入れられるように、最初は 10 刻みで書きました。そうじゃないと修正する部分が入らなくて行番号を振り直さないといけなくなります。なので、

  1000 INPUT A
  2000 FOR B=1 TO A
  3000   C=C+B
  4000 NEXT B
  4001 PRINT C
  5000 END

ってのもありなんだけど、関係ないだろうな。話が反れた。

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ジャズ譜面集に「1001」と言うのがあります。戦後アメリカ軍が進駐して、ジャズなども持ち込んで来て、日本人のプレーヤが演奏するようになって、曲を聞き取って譜面にしたり、どこかで印刷されたものを追加したりして出来た譜面集と聞いています。昔はこれしかなかったので重宝しました。時々怪しげなコード進行があったりして。
「101 匹わんちゃん大行進」と言うディズニーのアニメーションもありました。

101、1001、4001 などの数値に拘るのは、ヨーロッパ的感覚なのでしょうか。日本的ではない感じがします。ポール・マッカートニーのバイオリン・ベースは、ヘフナーの 500/1 ですね。これもかな。