84.夏のトナカイ

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>コロナがぶり返したような世の中、梅雨の空は曇り続きで外に出られず、他にすることがなくて冷蔵庫の整理をした。テーブルの上に広げながら冷凍食品の取捨選択をしていると、外で何やら動くもの…

83.道端ノン・アルコール・ビヤ・ガーデン

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>コロナ過で家にいることが多くなり、近所にどんな人がいるのか判って来ました。向かいの老夫婦自宅でお仕事をされています。最近になって独立していた娘さんが戻って来られました。向かいの隣こ…

82.うっとぉしい季節です

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>日本語の表現で「うっとぉしぃ」「かぃがぃしぃ」「おどろおどろしぃ」と言う雰囲気が気になりました。梅雨の時期の言葉としては打って付けの気がしたけど、使われるのは限られた分野だけだし、…

81.どこのおみくじ

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>大晦日にお参りに行くか、年が開けてからお参りに行くか迷っていたが、夜になっても然程寒くなったので出掛けることにした。ダウンを羽織って出たら暖かい。 心頭滅却すれば火もまた涼し逆の状況…

80.裏猫

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>外を見ると、車庫、路地、向かいのお宅が見えます。時折、ぶらぶら猫が歩いて行く。路地の奥には家が三軒あって、そのうちの二軒では猫を飼っている。二匹と一匹のようです。茶トラさん、キジト…

79.普段出来ないことをやる

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>皆さん、大変な状況だと思います。こんな時期だから、普段は出来ないことをしようと考えました。それは「取り残したプログラミング再開」です。これまで仕事でプログラムすることがありまして、…

78.またまた続きの続き

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>※ 「68.何となく前回の続き」の続きです マスターが戻って来ないので客が騒ぎ出した。「マスター、遅いな」「本当にビールの樽、取りに行ったの?」「帰っちゃったんじゃないの?」カウンターに…

77.日本的な言い回しを考える

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>インターネットで一時、話題になった、英語など他の外国語にない日本語の表現、「口寂しい」。何か食べたいんだけどまともに食事するんじゃなくて、ちょっと口に入れたい。何となく足りなくて口…

76.桜の「ゆ」と梅の「の」

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>風に吹かれて桜の花びらが窓から入って来た。直径 1cm にも満たない小さな花びらだ。出窓の上、メモ用紙の上に置いて細いサインペンで「ゆ」と書き、風で飛んで仕舞わないように出窓を締めた。浮…

75.RFO-BASIC、Oli BASIC、BASIC!

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>暫く前に「Tokiwa BASIC Compler」で遊んでいることに触れました。このコンパイラは 16-bit MS-DOS 用のもので、そのクローズド環境ではそれなりに楽しめましたが、Web サイトの仕事で スマホ(A…

74.ぶらりと入って来た女性客

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちらへ >>店の中は静かだった。客はいない。今なら店を出て、新しいビールの樽を取りに倉庫に行っても大丈夫だ。客が来たとしても、うちの客はいい人達が多いから自分が戻って来るのを待っていてくれる…

73.巴旦杏と葛根湯

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>「はっぴいえんど」のアルバム「風街ろまん」の一曲、「春らんまん」の途中に 巴旦杏もいろなしさね と言う下りがあります。ふとこの歌詞を思い出しました。 巴旦杏(はたんきょう)。その響きと…

72.勝手に話を進めるキャラクタ達

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>お話に登場するキャラクタは、性格や喋り方、癖などを設定して書きます。ビデオの台本もそうで、例えば二人(二匹でもいいが)で喋る場面は、書いている時それぞれに成り切って会話します。会話…

71.なんとなく方言を使う

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>私はコピーライターが中心ですが、ビデオ台本、e-ラーニング台本もかなり書いています。企業の紹介ビデオ、研修用説明ビデオ、製品紹介ビデオ、製品マニュアルの台本もたくさん書いたので、どこ…

70.三年寝太郎の目覚め

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>いくら起こしても起きない寝太郎が三年振りに起きた。「ふぁあ~っ!」と大きく伸びをして欠伸をすると辺りを見回した。 寝太郎は、ほんの少し寝たつもりだったが、周りは勝手に三年が経っていた…

69.アーティチョークを探した

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>高校の時、友人が伊丹十三に ハマってまして、追っかけじゃなくて「女たちよ」と言うエッセイのファンで、「おもしろいから読んでみな」と貸されました。確かにおもしろい。○○の話とか、△△の話と…

68.何となく前回の続き

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちらへ >> ドアが開いた続きを考えました。 白いペンキの剥げかかったドアが開いて、暖かそうな茶色のコートを着た男が入って来た。靴が雪を踏む音を立てた。ささくれたドアに雪が溜まって行く。肩に付…

67.短編集を考える

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>いくつか短編集を書きました。「七道奇談」 >> こちら「戯神」 >> こちら「胡乱五話」 >> こちら「七彩抄」 >> こちら「長靴を嗅いだ猫」 >> こちら「電柱人」 >> こちら短編ひとつ書くのと、短…

66.ここ掘れワンワン

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>「花咲か爺さん」が拾って来た犬が、畑で「ここを掘れワンワン」と吠えるので掘ってみると、大判小判がざくざく出て来た。 「ちょっと待ったぁ」「どうした?」「犬が『ここを掘れ』と言う時に、…

65.4001

電子書籍を書いています楠田文人です。 電子書籍はこちら >>お話を書くのに使っている訳ではありませんが、万年筆をいくつか使っています。万年筆を使おうと思ったのは 20 年くらい前。企画書や文書をコンピュータで作るようになって、ふと文字を書いてみる…

64.続・限定的念力

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> 「60.限定的念力」の続きです。長くなって仕舞いました。 朝倉と学食に入って行くと平井がいた。赤いポロシャツを着て、こちらを見付けて喜んでいる。「いいところで会った、戸田に朝倉。頼みが…

63.「うしろまえ」か「まえうしろ」

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>T シャツやトレーナー、セーターのどちらが前か後ろか判らなくて、前後を間違えてしまうことがありませんか。湯上がりのシャツを間違えると、脱いで着直さなきゃいけないのが面倒です。夏はちょ…

62.早起きは三文の得

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>夏は割と早く起きて涼しいうちに作業していて、この言葉を地で行ってる感じです。そのせいか、昼近くなると眠くなっちゃうしお金は溜まらない。 調べてみました。元は中国の書物から来ていて、そ…

61.人間は食べたもので出来ている

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>ソクラテスの言葉と記憶していましたが、調べてみたら違った。ソクラテスの言葉は「食べるために生きるのではなく、生きるために食べよ」でした。 「確かに食べたもので出来てるな」「ビールお腹…

60.限定的念力

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >> 早目の授業が終わって帰る途中、駅で平井に会った。「やあ」「戸田はもう帰り?」「今日は授業が終わりなんだ」「さっき朝倉に会ってさ、剣道場に行くって言ってた。あいつ、いつもさむらいの格…

59.フルーツゼリーの栄養成分

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>久しぶりにフルーツゼリーを食べました。容器のシールを見ると「栄養成分表示(1 個 230g 当り)推定値 糖分…」「推定値」成る程。食べたのは「どっさり 白桃」のゼリー。1 個ずつパッケージだか…

58.未来のわらべ歌

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >> 夏らしい風が通り過ぎた後、白い服を着たわらべが歌を歌い出した。 「上野発の 夜行列車 降りた時から~」 「おっ! わらべ歌を歌う、わらべだ!」先生は人差し指を口の前に当て、喋ってもいな…

57.相手を互角と思う時

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>「あいつは俺と互角だ」「戦ったけど互角でしたね」時々聞く言葉ですね。スポーツや将棋・碁など対戦で、相手の力量を測る言葉です。なんで「角」の字があるの?調べてみました。どうやら闘牛の…

56.映像に合った BGM

電子書籍を書いています。楠田文人です。 電子書籍はこちら >>新しいハリウッドゴジラ「King Of Monsters」が公開されました。この手の映画では恒例となった批評や文句が絶えませんが、観客としては怪獣が出っ放しでずっと戦ってるのが希望の気がする。面白…

55.時代劇を書くのは心の入れ替えが必要

電子書籍を書いています、楠田文人です。 電子書籍はこちら >>お話を書き始めた頃は、時代劇を書くとは思ってもいませんでした。時代劇と言っても舞台が二、三百年前ってくらいですが。右手から毒を出すことの出来る、月龍のお話です。 「月龍」シリーズはこ…